『英国人一家、日本を食べる』の続編。フードライターの著者は家族を連れて、日本に三か月滞在して取材を重ねた。おそらくは、前著に入れることができなかったエピソードを売れたので、喜んで出してきたというところだろう。築地、味の素、鰹節、わさび、かっぱ橋、松坂牛、高野山、伊勢志摩の海女、醤油、フグなど日本の食材が並ぶ(食材でないのもあるけど)。著者は前著が日英で書籍として成功した関係でその後も何度も日本を訪れているという。そして、自分たち日本人もほとんど極めることができていない日本食について通じていく。
本書でも前著と同じく、ちょっとしたユーモアと日本食に対する愛と敬意が含まれた気持ちのよいエッセイになっている。前著と併せて読んで楽しいかと。
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『英国一家、日本を食べる』のレビュー
http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4750513040
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説エッセイ
- 感想投稿日 : 2015年7月12日
- 読了日 : 2015年7月6日
- 本棚登録日 : 2015年7月4日
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