町田康版時代劇。『ギケイキ』もそうだったけれど、町田康の小説は時代劇めくと主人公が(わりあい)格好良く描かれるのだろうか。
読んでいる最中は、文体の自由さや言葉選びの大胆さがとても楽しく、さらに滅茶苦茶な話運びのところどころに詩情も感じる。しかし読み終わってみても、何が言いたかったのかはさっぱり分からない。小説を読む・体験するという行為自体を楽しむべき小説なのかと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2018年7月4日
- 読了日 : 2018年7月4日
- 本棚登録日 : 2018年7月3日
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