テレビで芸能人が「演じさせていただく」
アスリートが「プレーさせていただく」
政治家が「出馬させていただく」
と言うのに強い不快感を感じていた。
でもこの本によると「させていただく」は、相手に許可を得る場合に限って使う表現なので、
これらの言い方のように許可が必要ない時に使うと、過剰な敬語表現になってしまう。
更に、自分の意思で行動していることに使っているので、この言葉の本来のへりくだった意味をなしていない、とのこと。
こういうのを「過剰敬語」と言う。
つまり「~いたす」でいいのだとわかり、すっきりした。
が、これからも「○○さんと真剣にお付き合いさせていただいております」とかいう芸能人の発言は、なくなることはないだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2016年10月6日
- 読了日 : 2016年10月6日
- 本棚登録日 : 2016年9月29日
みんなの感想をみる