この本の良いところは、うつ病に関する知識が皆無の優子ちゃんの目線を通して語られるところにあり、
どうすれば良いのか?治療ってどんなものなのか?
そういったことが優子ちゃん目線と
友達OL3人組
("優子ちゃん盛り上げ隊"。後に"見守り隊"になるのもポイント)とのやり取りで分かりやす〜く書かれている。
巻末の『うつの基本のあいうえお』、これもなかなかのもんである。
シンプル且つ、意外と忘れる基本事項のツボを押さえている。
『ものすげー知りたいんだけど?』って人には物足りないかも知れないが、
逆に優子ちゃんのようにうつ病に関する知識が皆無な人、
優子ちゃんと同じようなOLさん、
うつ病の人とどう接して良いか分からない方々には
手始めの良書としてオススメできる。
また、逆にシンプルに書かれているだけに、
『私はうつ病については大分知っている』って人にも、
改めて見るだけの価値はあると思う。
うつ病の人の思考の特徴の一つに
色々知識を入れすぎて、難しく考えすぎて余計分からなくなるって時がしばし見られるから。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2006年5月10日
- 本棚登録日 : 2006年5月10日
みんなの感想をみる