日本の神々 (岩波新書 新赤版 618)

著者 :
  • 岩波書店 (1999年6月21日発売)
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本棚登録 : 355
感想 : 16

おもしろいんだけど、なかなか読み進められないのはどうしてなんだぜ? ただいまようやく折り返し地点(>_<) - 2011/04/26

読了しました。ついでに、1回感想を書いたんだけど、操作ミスで消しちゃった(/_;)。しょげたので手短に。

読みにくい理由は、「この話をするからには、このことがわかっていることが前提」の部分の説明がかなーり端折られてる点。何しろ筆者40年の研究成果を新書1冊にまとめるということだけあって、内容は盛りだくさん。そのぶん、前提とかバックグラウンドの説明にしわ寄せがきたというところ。無理からぬことではあるのですが、新書という物理的制約から離れて考えれば、図版や地図などでの説明がもっとほしかったと思いました。

盛りだくさんっぷりはホントに楽しめました。特に海の向こうとの関わりを、地名、神となる存在、習俗・儀式、神話内でのエピソードなどを串刺しにして、各地の共通点を抽出していくところは読み応えがありました。『縄文人遙かなる旅路』(日経ビジネス人文庫)あたりの知見と読み合わせると、谷川先生が疑問点の提示や可能性の示唆をしているところの点が線でつながっていくのではないかと思いました。いやー、神話の向こう側にあるリアルストーリーを推測するのはおもしろいね

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: academic
感想投稿日 : 2011年4月26日
読了日 : 2011年5月13日
本棚登録日 : 2011年4月12日

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