道州制で日はまた昇るか: 地方分権から市民主権へ

制作 : 道州制.com 
  • 現代人文社 (2007年3月1日発売)
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感想 : 3
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補助金 交付金に頼らない地方分権ができれば、税金が本当の意味で無駄なく地方の為に使われ日本全体がよくなるという考え方。全ての地域が同じではないから中央集権にはそぐわなくなってきていることはよくわかる。高度経済成長期までは中央集権でうまく機能してきたが、今は違うこともよくわかる。しかし道州制ができたとしても東京を含む関東道は大きすぎる気がする。道州間の格差が生活の質の差につながるようでは不公平な気がする。書かれているように地方には都会にない自然があり、そういう中で生活する事に意義を感じる人はそれでいいかもしれないが、都会と同じ快適な生活を求める人には道州制はなじまないのではないだろうか?そういう人は関東道に転居し生活するのだろうか、そうすれば、益々所得の多い人が都会に集まり、地域格差が広がるのではないだろうか。格差是正システムも考えられているようだが、うまく機能するだろうか?関東道や関西道は世界のボーダレスなグローバル経済圏と戦うには十分な実力をもっているかもしれない。他の地域はどうだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2009年9月16日
読了日 : 2009年9月16日
本棚登録日 : 2009年9月16日

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