遂に全巻読み終わってしまった。たまたまコミックシーモアで3巻まで無料公開されていたのが読み始めたキッカケですが、気がつけばKindleで最後まで買ってしまう暴挙。
なぜだが俺にはこの漫画はかなりツボだった。
最終巻の芹沢サンとの勝負は本当に見事だと思った。第1巻で初めて芹沢サンと藤本が出会った時に散々やり込められたロジックこそが、勝敗を分けた。
芹沢サンが言うようにお客の質も変わった(のかもしれない)。9年という年月がよりそれに説得力をもたせている。
上記の芹沢サンもそうだが、佐倉サン、武田サン、千葉サン、小池サン、四谷課長、有栖サン…その他大勢。みんな魅力的でした。
だから最後のありがちとも言え全員集合回からの芹沢サンと藤本のやり取りはあぁ2人の物語が終わってしまう……と感傷的になった。
まぁとにかく凄く楽しんだわけです。
後、ラーメンの歴史的変遷というか。
俺個人の話になるが、作中でしょっちゅう出てくる「ニューウェーブ系」と言う言葉だけど、俺が大学生だった2010年(つまり連載終了から1年後)には、このいわゆるニューウェーブ系こそ「普通のラーメン屋」だと思っていた。
作中でちょくちょく出てくる昔ながらのラーメン屋なんてまったく見たことなくて(あるいは眼中になくて)、この漫画が始まった2000年と、終了する2009年でラーメン業界がまた大きく変わったということかなと感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年6月18日
- 読了日 : 2016年6月18日
- 本棚登録日 : 2016年6月18日
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