怒らぬ若者たち (講談社現代新書 566)

著者 :
  • 講談社 (1980年1月1日発売)
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本棚登録 : 14
感想 : 3
5

今から30年余り前の高校生の頃に読んだのを取り寄せて改めて読み直した。若者、子供を取り巻く状況はあの頃と全く変わらない。若者の進む道は二極化だろうと思う。適応か不適応か。難しい局面を皆肌で感じながら生き方を探っている。どちらにしても人間は永遠に同じことを繰り返す、永遠回帰論は間違いないのではないだろうか。
私見ですが、背中を丸めた姿勢というのは意識が前のめりのために頭が前に出ている、しかし身体がついてこないで置いてかれている状態である思います。真面目な人の世の中の過剰さへの反応、対応の表れではないでしょうか。専門的、オタク的な傾向も過剰な世の中に対する適応のひとつのカタチだと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年12月16日
読了日 : 2018年12月16日
本棚登録日 : 2018年9月29日

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