第16回鮎川哲也賞佳作入選作。
市立高校の文化系部活が活動する芸術棟を舞台にした学園ミステリー。そこでは幽霊が出るとうわさに。主人公を含めた数人でその正体を解明するお話し。
率直にいって面白かったです。ミステリー好きな人にとっては、トリックにもう一ひねりしてもらいたいところかも。
しかしトリックとは関係ない伏線が、全て拾われていたのは好印象。
あと、エピローグのどんでん返しに「マジか」と驚愕させられました。ただ、別にそこはなくても……。
主人公が助手、主人公の先輩が探偵、というミステリーではありがちな構図だが、さらりと読める一品でした。
二巻もとっくに発売しているようなので、そちらも読んでいきたいと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年3月27日
- 読了日 : 2014年3月27日
- 本棚登録日 : 2014年3月18日
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