ヘーゲルの与太話だよね。前半は、まさにまだ序の口だけど、この一方的な見方が結構魅力的でもある。ファシズムの前提となったアーリア人優位主義は、昔からドイツ人のごく普通の意識だった事が分かる。しかし、中華思想はべつに中国の特許ではない、どこにでもある考え方なので、驚くには当たらない。振り返って日本人の偏った自意識もなかなかのものだと気づかされる。
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カテゴリ:
哲学
- 感想投稿日 : 2010年10月24日
- 読了日 : 2010年10月24日
- 本棚登録日 : 2010年9月16日
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