著者、夏川草介さん(1978~)の作品、ブクログ登録は5冊目になります。
本作の書き出しは、次のとおり。
---引用開始
春の安曇野は、ひときわ美しい土地である。
厳しい冬を乗り越えた木々は、明るい日差しの下に伸びやかに枝を伸ばし、淡い霞に柔らかな緑を投げかける。見上げれば北アルプスの稜線にはなおまだ残雪が、厳冬の名残りを示して燦然と煌めいているが、足下に視線を落とせば、連翹、山吹、鈴蘭、牡丹とはっとするほど艶やかな色彩が開き始めている。
---引用終了
で、本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
320万部のベストセラー、大学病院編始動
信州にある「24時間365日対応」の本庄病院に勤務していた内科医の栗原一止は、より良い医師となるため信濃大学医学部に入局する。消化器内科医として勤務する傍ら、大学院生としての研究も進めなければならない日々も、早二年が過ぎた。矛盾だらけの大学病院という組織にもそれなりに順応しているつもりであったが、29歳の膵癌患者の治療方法をめぐり、局内の実権を掌握している准教授と激しく衝突してしまう。
舞台は、地域医療支援病院から大学病院へ。
シリーズ320万部のベストセラー4年ぶりの最新作にして、10周年を飾る最高傑作! 内科医・栗原一止を待ち受ける新たな試練!
---引用終了
このシリーズとの付き合いも、何時の間にか長くなりました。
「神カル1,2,3」は、2015年に読み、2022年に「0」を読み、2024年に「新章」を手に取った。
- 感想投稿日 : 2024年3月6日
- 本棚登録日 : 2024年2月18日
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