この本は、五木寛之さんと香山リカさんの対談です。
この本の発行日は2008年なので、五木さんが73歳位、香山さんが48歳位、の時の対談になります。
32頁に、書かれていることを引用すると、
---現在の精神医学では、失恋して落ち込んでいる人も「うつ病」と診断されてしまいます。
しかし「うつ病」と「鬱な気分」は分けて考えるほうがいい。
心の健康には、抗うつ剤に頼るよりも、自分の内面に向き合うほうが有効な場合もあります。---
これは、香山さんの言葉だが、実際、そうかもしれない。
91頁に、五木さんが鬱状態になった時期が書かれている。
30代後半と40代後半、とのこと。
私の場合は、59歳。
7月のことだが、私が、クリニックを訪れた時は、うつ病ではなく、鬱状態というところだったのだろう。
もちろん、そのまま頑張れば、うつ病に移行した可能性はある。
今も服薬中だが、食欲不振と不眠は、わりと改善しているように思える。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2008年
- 感想投稿日 : 2020年9月6日
- 読了日 : 2020年9月19日
- 本棚登録日 : 2020年9月6日
みんなの感想をみる