死者の花嫁 葬送と追想の列島史

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  • 幻戯書房 (2015年8月26日発売)
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感想 : 5

佐藤弘夫さんは、1953年宮城県生まれ。
2021年3月現在、東北大学大学院文学研究科教授。

3月6日の聖教新聞に、同教授へのインタビュー記事が載っていた。

その中で、近代は、死者を遠ざけていると。

例を挙げれば、葬儀の簡素化など、死んだ人と時間をかけて付き合うことが少なくなっている。
その結果として、死を極端に恐れるようになっている。

で、近代以前はどうだったかというと、例えば、山形県鶴岡市の三森山。
ここには、この山に登れば死者に会うことができるとの言い伝えがあり、死者とは年に1回必ずここで会える。死は終わりではなく、次の生への移行期であるとの世界観が、人々の安心感になっていた、とのこと。

そうだよなあ、と思う。

なお、今回の本、『死者の花嫁 葬送と追想の列島史』は、読んではいない。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 2015年
感想投稿日 : 2021年3月6日
本棚登録日 : 2021年3月6日

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