数と計算の意味がわかる: 数学の風景が見える

著者 :
  • ベレ出版 (2001年2月1日発売)
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感想 : 1
5

とてもおもしろい本です。意味がわかるというのはおもしろいものです。小学生低学年レベルからかなりのレベル(大学生?)までの話題があります。興味のもてるところまで読めばいいでしょう。途中まで読むにしても読む価値があります。ぼくは最後まで読みましたが,難しいところは理解できないままにスルーしました。
 その中からおもしろいのをひとつ。ぼくなりに書いています。

 1/2 + 1/3 では,通分して 3/6 + 2/6 = 5/6  ですね。

 それを 1/2 + 1/3 = 2/5 とした。

 よくある間違いのパターンです。分子同士,分母同士をたしてしまったのです。

 しかし,なぜそんな間違いをしたのか先生がたずねてみた。
 すると1人の生徒が答えた。

Aには, ぶたが2匹いた。そのうちの1匹は黒ぶた。
だから黒豚は1/2( ○ ● )

又Bにはぶたが3匹いた。そのうちの1匹は黒ぶた。
だから黒豚は1/3 ( ○ ○ ● )

 AとBのぶたをひとつにまとめた。1/2 + 1/3
 するとぶたは全部で5匹。そのうち黒ぶたは2匹。
 つまり黒ぶたは1/5ひき。( ○ ○ ○ ● ● )

 だから,1/2 + 1/3= 1/5  

 ????????????

 正しいのじゃない? ねえ?

 どこがおかしいのか。この本を読んでください。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 数学
感想投稿日 : 2008年4月29日
本棚登録日 : 2008年4月29日

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