この方の作品の中では好きです。
どうなるんだろう、なんでなの?、何があったの?…と読みながら主人公(萄子)と一緒にずっと婚約者の勝を探していた感じ。
なんだかとても疲れました。
舞台が戦後から東京オリンピックくらいまでなのでもどかしさも感じました。
なんせ、通信手段が電話(交換手)とか手紙とか駅の掲示板とかですから。
でもその頃何があったか、実際に起きた事件などが書かれていたのがリアルで良かったです。
行く先々で空振りするのは「君の名は」のようでした。 (苦笑)
ただ、出来すぎてる気もしました。
あちこちで人をこんなにうまく探せるものかとか、手がかりをつかめるものなのか、とか。
あとセリフがちょっと臭い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
良かった
- 感想投稿日 : 2009年12月20日
- 読了日 : 2007年7月12日
- 本棚登録日 : 2007年7月12日
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