生き物の描き方: 自然観察の技法

著者 :
  • 東京大学出版会 (2012年12月12日発売)
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感想 : 15
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この人の本、読んだことあるかも。ケンタのフライドチキンを食べて鶏の骨格標本作ったという話。
車に轢かれたタヌキの解剖とか、そういう話を読んだ記憶がある。それとも生物学者はみんなそうなんだろか。

以下、虫の話と絵なので、苦手な人は回避。

昆虫の足の節図解を見て、どうしても自分で確かめたくなった。
転節ってのがあるよ! 関節じゃなくて、駆動用のパーツだよ!
根元に近い方から、基節、転節、腿節、脛節、跗節(クビス。フ。常用漢字外ぽい)
しかし通常の図鑑では背中側から見た図しかない。これでは基節がわからない。
ときは9月末。もう少し前に読んでいれば、セミが拾い放題だったのに! もう抜け殻も転がってないよー!

と思ったらば。
あー、あれも昆虫じゃん。昨晩家の外で殺虫剤を撒いた黒い奴。
ちょうどよくひっくり返ってるし。
と、早朝に写真を撮りに行ったら、携帯の画面の中で、足が動いてものすごく驚いた。昨晩から7時間は経ってるよ!?
とっくにご臨終かと思ったのに……一晩苦しめてしまった。かわいそうなことをした。殺虫剤撒いておいて何をか言わんやだが、苦しめる必要はない。

ということで、昔の名前は油虫なゴは動いてしまって写真がブレて、よくわからず。殺虫剤をさらに吹きつけてから写真撮影という気にはなれずで、しょんぼりしながら歩いてたら、セミの抜け殻発見!
バッチリだ!

前脚と後脚どちらも同じ構造らしいので、これでいいんだろうなあ多分。
腹側に基節がしっかり太くついて立ち上がっているのがよくわかった。なるほどねー
アリは胸が細いので、アリの図なら上からでもわかりやすい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 理科・数学系
感想投稿日 : 2014年10月18日
読了日 : 2014年10月5日
本棚登録日 : 2014年10月18日

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