なぜ、男は「女はバカ」と思ってしまうのか (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社 (2003年1月20日発売)
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本棚登録 : 263
感想 : 39
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この筆者はよほど女性に痛い目にあわされてきたか、「かわいらしさや愛らしさを武器にしてペロリと舌を出しうまいこと世の中渡る」計算高くて母性が強そうな女性にうまく転がされてきたのだろう。
論理的に学術的な内容に見えるように述べている。アンケートをとった結果で、例外がひとつあってもそれで鬼の首をとったように騒ぎ立てるのは科学の世界では成り立たない などの言い訳をまず最初の段階で書いている。その言い訳が必要なのはこの本の内容にある。この本での女性の位置づけと特徴付けはかなりに歪んでいる。
この本を読んでこれが正しい女性の姿なのだと思い込むめんどくさい馬鹿な男性が増えるのかと思うとうんざりする。
実際この本で「女性の特性」として述べられているものはそのまま現代の男性にあてはまるし、男性の特性としていわれているものは仕事の上では女性もおなじ感覚を持っている。
なんか、男ってほんとに単純で馬鹿だなあ と改めて感じさせられた本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年1月17日
読了日 : 2011年1月17日
本棚登録日 : 2011年1月17日

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