ソフトウェアデザイン 2018年3月号

  • 技術評論社 (2018年2月17日発売)
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感想 : 3
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# 書評☆3: Software Design 2018年3月号 | Web APIの利用と開発の特集は取っ掛かりに悪くない

## 概要
- 書名: Software Design 2018年3月号
- 副題:
- 著者: 技術評論社
- 出版日: 2018-03-18
- 読了日: 2020-01-19 Sun
- 評価: ☆3
- URL: https://book.senooken.jp/post/2020/01/21/

## 評価
Web APIについて勉強しており,今号はWeb APIの特集があったため興味を持って読んだ。他にはKubernetesやGPUサーバーでのディープラーニング,ARKitとUnityで作るiPhone ARアプリ集中特講などが掲載されていた。

肝心のWeb APIの特集はp. 18-62の約40ページに渡り掲載されている。以下の4章構成になっていた。

1. GitHub APIの使用
2. 暗号通貨APIの開発
3. TwilioのAPIの使用
4. エンタープライズでのAPI利用例

肝心の内容だが,1のGitHub APIを活用したもののみ自分の知識で理解できた。残りは少々レベルが高くてあまり理解できなかった。

残念だったのは3のTwilioを使った記事だ。そもそもTwilioが有料のAPIであり,トライアル期間があったとしても使うハードルが少々高い。著者の宣伝を兼ねていると思うが,こうした読者に不利な例を出さないでほしいと感じた。

1のGitHub APIの記事はWebブラウザーで選択文字列をGistに保存するブックマークレットの開発を通してAPIになれるという内容だった。JavaScriptを使ったもので,ブックマークレットにするとブラウザーの拡張機能の用に使えるのでいいなと思った。

APIを使う上で調査が必要な内容,利用の手順などが書いてあり勉強になった。

## 引用
1のGitHub APIを使ったサンプルコードが[JSFiddle](https://jsfiddle.net/87bpj2ow/)で公開されている。この他,最後のブックマークレットに変換するサービスとして「[WDF - Software: ブックマークレット作成スクリプト](https://www.eonet.ne.jp/~wdf/software/bookmarklet_creator.html)」が紹介されていた。

## 結論
Web API特集を目当てに読んだ号だった。

肝心の特集は少々自分には難易度が高い内容が多く,最初の章だけ参考になりそうだった。しかし,この部分だけでもAPI利用時の流れや実際の使用例が解説されており,勉強になった。

Web APIの利用を学ぶ本はなかなかないので,少しずつ学んでいきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: web/API
感想投稿日 : 2020年1月20日
読了日 : 2020年1月19日
本棚登録日 : 2020年1月20日

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