ボクサーの再起を描いた傑作。飯嶋和一が書いた唯一の現代小説。私はなぜか読むのを躊躇してきた。心のどこかで期待が外れることを恐れていたのだろう。杞憂に過ぎなかった。それどころか、荒削りな筆致が猛々しい勢いで読み手の感情に爪を立てる。ボクシングには、男の孤独な魂が仮託されている。
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カテゴリ:
小説/日本
- 感想投稿日 : 2009年5月7日
- 本棚登録日 : 2009年5月7日
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