映画化されるということで読んだ作品。弁護士の仕事の現状を映し出していると同様にある事件の動きと弁護士と被弁護人との関係、裁判に関する証拠と何が正義なのかを問うことに関する検事の思いの違いと心情が描かれている。事件に対する証拠から見える検事の弁解の食い違いが生じて対立するシーンなど、正義とは一体何か、そこには歪んでいるだろうものや果たしてその正義が影響されることは何か、検察側、事件の証拠、それらから下される判決によって被告人、検事らの人生が大きく左右しかねないだろう。沖野は救われて欲しいと感じた。
読書状況:読み終わった
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作者 さ行
- 感想投稿日 : 2017年8月27日
- 読了日 : 2017年8月27日
- 本棚登録日 : 2017年8月23日
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