走れ! タカハシ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1989年5月8日発売)
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本棚登録 : 729
感想 : 66
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高橋慶彦は今でいう「イケメン」ではなく「男前」だった。
顔だけでなくプレーにも華があった選手というイメージかな。もう30年くらい前の本になるんですね。
出て来る現役選手がもう昭和(笑)
そうだね、ジャイアンツの4番は原辰徳だったね。
各主人公達がカープの高橋慶彦選手のプレーに賭ける。
一人は告訴を取り下げて欲しい、一人はヒモになりたくない等々。皆その想いを載せて声をかける「走れ!ヨシヒコ」と。
その高橋選手自身は全くセリフも何もない。
ただプレーするのみ。
ところで人間の三大欲求は「睡眠欲」「食欲」「性欲」だそうな。
ここに登場する男どもはまぁ「欲」に素直だ。特に「性欲」。
人間ストレートにバンって書かれると読んでても流せるものなんですね。(まどろっこしい所がなく)この本を読んでてそう思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2018年5月13日
読了日 : 2018年5月13日
本棚登録日 : 2018年5月13日

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