さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)~要介護探偵の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社 (2012年5月10日発売)
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本棚登録 : 3581
感想 : 304
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「さよならドビュッシー」の前日譚に当たる4編の短編集。時間の流れ的には「生還」「快走」「四つの署名」「冒険」「最後の挨拶」。
「さよならドビュッシー」を先に読んでいたので達者な玄太郎の行動・言動、そしてそして香月家の面々を見てるとなんとなく切なくなる。
「あぁ、この続きはないんだな。あの話に続いていくんだな」と。
介護・父子関係など今の問題をモチーフにした事件が4編。
「障害」に関して玄太郎の様な考え方は私はまだ辿りつかない。辿りつけるんだろうか?
短編集で軽く読むつもりがいろいろ考えてしまった。
(現実問題として他人事ではないから。自分も直面するかもしれないと考えてたら段々気持ちが重くなってきた。)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年11月15日
読了日 : 2016年11月15日
本棚登録日 : 2016年11月15日

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