「他者」
70過ぎのボルヘスが20歳に見たない頃の自分自身と会うという、ドッペルゲンガー。嘘か本当かわからない話。同一人物なのに、年齢が違うとわかりあえないか。
「ウルリーケ」
作者(老年)がウルリーケという女性とイギリスのヨーク市で出会い、一夜をともにするまで。
「会議」
謎の世界会議の一員になる。結局、会議の目的は果たされなかったが(しかしそれこそが目的だったかもしれない)、解散する最後の夜が貴重なかけがえのない体験になったという話。
「鏡と仮面」
王様に詩を献上する詩人は、最後にはほんの数語のみの(一行?)究極の詩に到達し、彼は自殺し、王様は物乞いになって放浪するようになったという。
「汚辱の世界史」
ボルヘスが語る忠臣蔵もある。
p234 川に死体を投げ込むということはp132(「円盤」)と共通
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学(翻訳)
- 感想投稿日 : 2013年8月21日
- 読了日 : 2013年8月21日
- 本棚登録日 : 2013年8月13日
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