問い続ける力 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2019年4月5日発売)
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本棚登録 : 731
感想 : 55
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読み応え抜群。巷に溢れるライフハック本が束になっても敵わない深く根底のところから生き方と考え方を学べる本だった。これ一冊あれば、他の本はいらないのではないか?と思えるほどに。内容が濃すぎて、問いが立てられるたびに立ち止まり考えたこともあり、読むのに1年かかりました。面白いからこそ、読むのに時間がかかったのは初めてです。

以下、自分的に感銘を受けたキーワードのメモ
・×答えを求める「では派」◯自問し続ける「とは派」成果を出すのは後者
・正しく問うことの重要性
・例外と例外として切り捨てることなく、そこには本質が隠されているかも?という姿勢が社会変革を多数生んできた(いい意味での例外)
→予防医学の事例「非常に貧しいにも関わらず栄養状態がいい子供の共通点の調査が革新的な解決策となった」
・イノベーションとなる適切な問いは「大きな視点」と「小さなディティール」
・信じることの大切さ
×カルト宗教などを極端に信じるとかいうことではない
◯世の中には自分が想像すらできないような真実があり、自分はまだそれを知らない と信じる
・直接的アプローチより間接的アプローチ
・ロイヤルの3つの問い
・内的動機→外的動機→内的動機
以下略…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年11月22日
読了日 : 2020年11月22日
本棚登録日 : 2020年11月22日

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