時代を越えて、性を越えてオーランドーは存在する。
ヴァージニア・ウルフの文章はある場面では空想を始めた主人公に共感してそのまま話がすっ飛んでしまいますが、なるほど、人間は普段こうゆう風に思考していると思えばリアルではないでしょうか。
イギリスの貴族に生まれた美しい脚の憂い顔の青年オーランドー。詩を、自然と動物をこよなく愛し、争いは好まない。
ロシアの姫君を愛し、またトルコでやり手の大使として名を馳せ、そして女性に変貌し第二の人生を送る。
女性として男性を愛し、そのスピード感あるラストは必見。
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- 感想投稿日 : 2006年5月26日
- 本棚登録日 : 2006年5月26日
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