蘭医師・関寛斎の妻“あい”自身は歴史に何か貢献して名を残したわけでもない、ただの賢夫人。きっと歴史の陰でこういう賢夫人は知らないだけで多く存在したのでしょう。こうも真っ直ぐで堅実な誠心誠意の生き様に胸打たれました。“あい”の持って生まれた賢さや前向きさも然ることながら、“あい”の母“コト”も、表面の厳しさで誤解されがちな年子伯母さんの真の心を見抜ける素晴らしい人であったと感心しました。
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高田郁
- 感想投稿日 : 2014年1月12日
- 読了日 : 2014年1月12日
- 本棚登録日 : 2014年1月12日
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