三人目の幽霊 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M お 4-1)

著者 :
  • 東京創元社 (2007年6月10日発売)
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本棚登録 : 394
感想 : 48
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北村薫さんの円紫さんシリーズがおもしろかったので、落語がでてくる小説を探していてたどりついた。
落語専門誌「季刊落語」に入社早々配属された間宮緑が、寄席に通う日々のなかで事件に出会う。探偵役は落語記者歴30年の牧編集長。日常の謎系の短編集かと思いきや、緑の家族に関するもの、サスペンス調で手に汗握るものなど、バラエティに富んでいる。

落語を聞き始めて、年を経た落語家の、すごさ怖さかわいさのようなものに惹かれている。この小説の中にも、師匠たちのその感じが出ていてよかった。架空の落語家だけど噺を聞いてみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 持っていない
感想投稿日 : 2022年6月8日
読了日 : 2022年6月7日
本棚登録日 : 2022年6月1日

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