北村薫さんの円紫さんシリーズがおもしろかったので、落語がでてくる小説を探していてたどりついた。
落語専門誌「季刊落語」に入社早々配属された間宮緑が、寄席に通う日々のなかで事件に出会う。探偵役は落語記者歴30年の牧編集長。日常の謎系の短編集かと思いきや、緑の家族に関するもの、サスペンス調で手に汗握るものなど、バラエティに富んでいる。
落語を聞き始めて、年を経た落語家の、すごさ怖さかわいさのようなものに惹かれている。この小説の中にも、師匠たちのその感じが出ていてよかった。架空の落語家だけど噺を聞いてみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年6月8日
- 読了日 : 2022年6月7日
- 本棚登録日 : 2022年6月1日
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