子の無い人生

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年2月27日発売)
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本棚登録 : 491
感想 : 54
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「負け犬の遠吠え」でおなじみの著者の本。
「負け犬」とは、「未婚、子ナシ、三十代以上」と定義されていたのだけれど、ある時「子ナシ既婚者」に「私は負け犬でしょうか」と問われたことがあるという。当然、上記の条件である未婚に当てはまらないため、負け犬には該当しない。けれど、今となっては彼女のように子供を持たない人も負け犬ではないとは言い切れない模様。
既婚か未婚かよりも、子供の有無の方が女性の人生の方向性には大きな影響を及ぼすように思うからだという。
そのような考えのもと、子ナシの著者は色々な角度から、子アリ、子ナシの考え方を綴っている。
途中で、沖縄の風習などが出てきたり、著者の手腕を見せつけられる内容だった。
結局、(不妊で出来ない場合は別として)子を持つも持たないも本人の選択によるものなので、後悔しないような選択をしたいと思う。
※沖縄の習慣の部分は子ナシ以前に独身女子には辛い内容かもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ・紀行・旅
感想投稿日 : 2016年8月4日
読了日 : 2016年7月26日
本棚登録日 : 2016年8月4日

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