著者はgoogleのAI開発責任者。私たちはgoogleに頼りきっているので、無意識のうちにこの人の未来ビジョンに向けて乗っかってるのではなかろうか。
とにかく著者自身が賢い。物理も生物も情報の基礎も知らないと本の内容を真に理解できない気がする…。私は物理的内容が理解しきれなかった…。
生物進化が専攻だった私からすると、シンギュラリティとは「生物進化の超越」を意味するんだと理解した。今まで学んできたことが消え去るような結構な衝撃を受けた。が、新たな進化でもあると前向きに捉えることができる。
かつて人類が火を使い始めたときのような転換点を自分が生きているうちに体験できるかもしれないというのは少しワクワクする。
これを読めば漠然とシンギュラリティに不安を感じることはなくなると思う。(明確に不安になる可能性はあるw)私は不安はなくなった。しかし考えたいことは増えた。
たぶんまた数年したら読んでみると思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年9月6日
- 読了日 : 2017年9月6日
- 本棚登録日 : 2017年6月30日
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