徳川吉宗に仕えた室鳩巣の目を通して、周辺の幕府官僚の様子を描いている。
室鳩巣が弟子との私信を、弟子がのちのちに「兼山秘策」に纏めており、その私信を読み解くことで人間模様が浮かび上がってきます。
間部詮勝や新井白石の苦悩振りや、老中たちのピンキリ振りも分かりやすい現代語訳で、とても読み易い。
現代でも十分に通じることも多く、面白い一冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本史
- 感想投稿日 : 2014年12月30日
- 読了日 : 2014年12月30日
- 本棚登録日 : 2014年12月30日
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