存在は知っているが、読んだことがない「古事記」の概要を知るには適した入門書だと思います。
古代の人名は、音訓交じりの表記だし、通常はカタカナも併記するので、外国ものを読む感じなので入り込むのが困難なものです。本書もその点は同じですが、コンパクトにまとめているので、比較的読み易いです。
今更ですが、古代の肉親の権力闘争や近親婚の多さに気づかされます。
時の権力者の承継を正当化するために、多少の誇張や創作があるのでしょうが、軸には事実があるのだと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本史
- 感想投稿日 : 2012年8月17日
- 読了日 : 2012年8月17日
- 本棚登録日 : 2012年8月12日
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