賞味期限の切れたデコレーション・ケーキのような小説。
つまり、あれやこれや飾りつけはあるが、パサパサに乾いていて味気ない文章。文庫本の背表紙には、「迫力のストーリー・テリングと卓越した人物造形」とあるが、自分的には「詐欺的宣伝文句」。
降霊会だの舞踏会だのといった、およそ現代アメリカとは似つかわしくない設定に、有り得ないような性格の小娘(あり得ないだけでなく不愉快な存在感)。
無駄な描写も多く、文庫本510ページは300ページにでもまとめられる内容。
賞味期限の切れたケーキをこれでもかと強要された気分。読了するまでに相当な忍耐が必要だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
駄作
- 感想投稿日 : 2012年12月15日
- 読了日 : 2012年12月15日
- 本棚登録日 : 2012年12月7日
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