初期のパンクロックからヒップホップ、ミクスチャー、ラテンと試みてきたものがここで結実している。
特に、唯一無二ともいえる「Viva la revolution」や「静かな日々の階段を」での韻を踏みながら意味のある、美しい日本語詞が復活しているのが本当に素晴らしい。
「ほら傷ばかり作る日々 無情に続く道 抜けて育む意思
ほら水溜り映る君 頭上に結ぶ虹 全ては美しい」
一見オラオラに見えるバンドだけど、常に周囲への敬意も忘れない(前作収録の「Rock Band」では暗にブルーハーツも登場している)。
そして繊細でありながら、同時に自分たちの生き方とそこから生まれた音楽に自信を持っている。
そんな彼らのこれまでの全てが詰まっていると言える、
優しさと誇りに満ちた名盤。
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- 感想投稿日 : 2014年2月10日
- 読了日 : 2014年1月25日
- 本棚登録日 : 2014年1月25日
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