1995年の都知事選挙、参院選当時の様子が記された書籍。もしここに書かれている中央官僚の自分都合と民間の諦観主義が今も変わっていないのだとしたら、暗澹たる気持ちになる程の生々しい記録。他候補よりもはるかに具体的且つ緻密な政策を提示してアピールしたにも関わらず、大前学長は当選することができなかった。しかし、その経験から一般国民に対する新たな視点を得られたということは、当時の学長でも色眼鏡で見てしまう事柄があったということ。この点は興味深い。もし当選していたらBBT大学も存在していなかったのかもしれない。
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大前研一
- 感想投稿日 : 2011年10月4日
- 読了日 : 2011年2月17日
- 本棚登録日 : 2011年10月4日
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