死神の棋譜

著者 :
  • 新潮社 (2020年8月27日発売)
3.29
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本棚登録 : 412
感想 : 67
3

読書備忘録604号。
★★★。
うん。私には芥川賞受賞者の書いたミステリーは合わない。笑
冗談はさておき、ファンにはたまらない作品なんでしょうが、読むのが面倒くさかったです。
出所が謎の図式(詰将棋の棋譜)が将棋会館に持ち込まれた。一見不詰みの棋譜に見えるが、見る人間が見ると詰めると。謎の図式から始まる棋士の失踪。
それを追う将棋ジャーナリスト。
謎の図式から、徐々に明らかになる暗黒面の将棋の歴史。北海道岩見沢の山奥にある地下神殿?笑
そこで見つかる失踪者の死体・・・。
謎の図式の呪いなのか?それとも図式を利用した巧妙な殺人事件なのか?
小説の建付けは、主人公のジャーナリストの夢と現実を曖昧に分かりにくくして、現実世界の出来事では至る所に?的なプロットが。
そうです。夢と現、散りばめられたヒントから読者が読み筋を見つけろと。小説自体が詰将棋になっていると解釈しました。ほんとに面倒くさい小説。ゲームブックみたいです。
とっとと読み終わってネット上に多々ある解釈をよんで、ふ~ん、となりました。
思ってた犯人は正しかったけど動機はなんだかなぁ、という感じです。笑
まあ、この作者の作品は読むことはないと思います。笑
その為の備忘録・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年9月5日
読了日 : 2021年9月5日
本棚登録日 : 2021年9月5日

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