争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール

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  • 集英社インターナショナル (2011年12月15日発売)
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「オシムの言葉」の木村元彦が、2007年に起きたJリーグでのドーピング冤罪事件の真実を書いている。

スポーツ新聞の誤報、Jリーグ側の体制不備、面子を守ろうとする人々によって、一人の選手がドーピング違反で処分を受けてしまう。この冤罪を晴らすために、サッカーを愛する多くの人達と選手本人が立ち上がる。
しっかりした取材のもとに中立な目線で書かれている。

チームドクター達の結束と行動、選手会の募金活動、選手の地元の人達とサポーターの懸命な募金活動には落涙しました。
そして、Jリーグ側の対応には強い怒りを覚えました。
でも最後は、Jリーグ側は非を認め謝罪し、日本サッカーを愛する人々とともにもっともっとフェアなJリーグに発展させていってもらいたい、と応援する気持ちになれました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スポーツ
感想投稿日 : 2012年2月26日
読了日 : 2012年2月24日
本棚登録日 : 2012年2月24日

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