神様はじめました 15 (花とゆめCOMICS)

  • 白泉社 (2013年2月20日発売)
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本棚登録 : 886
感想 : 34
5

巴衛があまり出ない巻だけどチビ巴衛も可愛い。健気に巴衛のためにせっせと動き回る奈々生。愛を感じるなぁ。きっとこの頃の巴衛にはまだ愛だの情だのよく分からない、本能を赴くままに生きる妖怪であろう。「おもちゃ」程度としか奈々生のことを見ていないのに、徐々に自分もよく分からない気持ちに変わっていくところを見るとまたもどかしい。

一方悪羅王の素性も見えてくる巻だった。巴衛と兄弟になれたのは、やはり妖怪は「情」というものが分からず、真っ直ぐなところが似ているからだろう。悪羅王はまるで善悪の区別が知らない赤ん坊のような真っ直ぐさがあって、憎めない。「壊れちゃったら、もう戻らないんだからね」と責める奈々生に「ふーん、じゃあ壊さなきゃ良かったな」ってところがまさに彼を一番表してる。

そして良くも悪くもかなりわたしの結婚観まで揺さぶった雪路の一言。「奈々生、嫁ぐってのはいいことなのさ。俺は血をわけた家族をつくるよ…」

最後にほのぼの日常の番外ふたつ。ごちそうさまー!wパンツの話には笑わせてもらった。「別に俺がお前を選んだわけではない。お前が俺を選んだのだ」というイケメンすぎるセリフを発したあとボケをかました巴衛にかなわないわww

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2016年6月16日
読了日 : 2016年6月14日
本棚登録日 : 2016年6月16日

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