ケルベロスの肖像

著者 :
  • 宝島社 (2012年7月6日発売)
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本棚登録 : 2437
感想 : 357
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どう決着つけるのか注目していたが、だらだらせずにスッキリ纏まって良かったと思う。たくさんの登場人物がこれまでに出てきたが、何より、主人公である田口の周りの人材には本当に興味深い。あの黒崎教授も出番こそ最後にしかなかったが、なんだかとてもお茶目な人になっていたし。最後まで東城大に残った島津は元より、極北で頑張って?いるジェネラルも、孤独を貫き通すスカラムーシュ彦根にとっても田口という存在は意外に大きいものかもしれない。そして、ジェネラルがそうであったように最後の最後に田口に勝てなかった高階病院長。やっぱりグッチーは何か持っているのかもしれない(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海堂尊
感想投稿日 : 2012年11月17日
読了日 : 2012年11月17日
本棚登録日 : 2012年11月17日

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