偽札作りと中国の日本乗っ取りを組み合わせるのは面白いと思う。でも、人物造形がちょっと浅い気がしたな。物語の長さの割に沢山の登場人物が出て来るからかも知れない。あと、女刑事が黒幕(本当の黒幕ではないけど)に心を惹かれていく様子をもっと丹念に描いた方が良いと思う。でないとリアリティがない。
初期の島田作品と比べると、同じ作家の小説とは思えない。良くも悪くも変化する作家だと思う。島田雅彦というのは。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年8月6日
- 読了日 : 2011年8月6日
- 本棚登録日 : 2011年8月6日
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