Vol de Nuit(1931年、仏)。
高みをめざす意志。同胞を愛しながら、その屍を越えて進む人々。歯車であることを受容する。己の存在意義をかけて。個人を超越した、より大きなものへの帰属と奉仕。トップとて例外ではない。ここでは、支配人も操縦士も技師も事務員も、みな等しく奉仕者だ。彼等は自ら、自分の生を差し出す。永遠の生を得るために。人類の到達点を、歴史に刻み込むために。いつかすべてが滅びた後にも、その営みの証が残るように…。プロメテウスの子孫達の、美しく勇壮な物語。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学(フランス)
- 感想投稿日 : 2009年6月12日
- 読了日 : 2009年6月12日
- 本棚登録日 : 2009年6月12日
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