自分が受けてきた教育は、かなりかたよっていたと実感した。張作霖爆殺事件にあたって、昭和天皇が田中義一首相をやめさせたとき、西園寺公望は、「憲法の精神に反しては」いけないと天皇を戒めた。終戦は、鈴木寛太郎首相が憲法違反を承知で天皇のところに乗り込んで行って進めたという。つまり、明治憲法下では、天皇親政は認められないという了解があったのである。しかし、私は、戦前は天皇が何でもできたと学校で教わった。
また、原爆が投下されても日本では降伏が話題にならなかったが、ソ連が参戦して降伏を決断したと習った。これは、ファシズム体制が社会主義によって敗れたという左翼イデオロギーによるバイアスがかかっているという。
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2015年4月10日
- 読了日 : 2015年4月10日
- 本棚登録日 : 2015年4月10日
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