問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界 (朝日新書)

  • 朝日新聞出版 (2023年6月13日発売)
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感想 : 32
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ロシアと西側の代理戦争としてのウクライナ戦争に関する報道は、その量と内容についてジャーナリストが持つ信仰のようなものが影響しているという指摘は報道内容に対して自分の軸をちゃんと持たなければいけない、という気持ちを強くさせる。単なる戦争、軍事的な分析だけでこの争いを語るのではなく、多面的側面から読み解くからこそエマニュエル・トッドは先を見通すことができるのだろう。ジャーナリストとして中立的立場である池上彰も自身の軸を持って語っているので大変参考になる。
いずれにしても問題だらけだな、世界は。その問題を上手く利用してやろう、という国々の利己的な思惑は恐らくなくならないけど、勝ち負けだけじゃなく、もう少し穏やかになって欲しいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 対談
感想投稿日 : 2024年1月24日
読了日 : 2024年1月24日
本棚登録日 : 2023年11月29日

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