21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2015年8月4日発売)
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既存ビジネスが飽和している現代日本において必要とされているのは、本書にある常識を壊すようなデザイン思考なのだと思う。
本書は筆者の経験に基づきデザイン思考の流れを大別して記しており、入り口から出口までのイメージを作ることができた。

特に各章末にデザイナーの常識とビジネスマンの常識という比較があり、いかに自分が後者の常識にとらわれた思考をしているかを気付かされた。

「私が解決したい課題は・・・」という切り口で物事を考え、
そこに至るためにはポストイットやラフスケッチ、ホワイトボードなどとにかく少しでもイメージを具体化できる環境で思考を行い、右脳からアイデアを生み出す必要があることを知った。

今回学んだデザイン思考をいかに現在の実生活や仕事に活用し、自分自身のスキルとして定着させるか、その場を作り意識的に行動できるかが、今の私に必要なことだと感じた。

デザイン思考の基本を知るという意味では本書は平易な言葉で書かれており、この類の中では比較的読みやすい部類だと思うので、関心がある人にはまずは手にとって読んでみてほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年1月14日
読了日 : 2020年1月14日
本棚登録日 : 2020年1月7日

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