日本で新聞記者やってアメリカで社会学の博士号とって,オーストラリアの大学で教鞭をとる。いや,いいっすね。憧れます。人生としてはそれくらい大らかなのがいいです。エッセイかと思いきや結構堅い内容でした。雑誌連載ベースなのでやや一貫性に欠ける印象はあるけれど。やっぱりいきなり世界市民とかにはなれないわけで,バイカルチャーから徐々にマルチ化していって,とかいう発想自体が極めてモノカルチュラルなのでしょうが。日本に日本人として生まれ,そのように育ってきた以上,常にそこからしかこの問題を考えることはできないわけだけれど,だからこそ,そのことを意識的に自覚しなければならないのです。
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- 感想投稿日 : 2011年1月4日
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- 本棚登録日 : 2011年1月4日
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