ホンダとトヨタの商品戦略の対比がおもしろい。
ホンダは「新サブカテゴリー創出型」に対して、トヨタは「完成度向上型」。
例えば、ホンダの大ヒット車であるオデッセイやフィットはそれぞれ、オデッセイであれば”車高が低くセダンみたいなRV”だったり、フィットであれば”小型車なのに広い室内空間”というように新しいサブカテゴリーを創出するようなアプローチになっている。一方でトヨタは、技術力向上により得られるイノベーションであり燃費効率の向上など既存のものを高めることで新しい商品を作っている。
まさに、ホンダがPower of Dream、トヨタはカイゼンという社を表す言葉にも表れている通りである。
またその背景には、ホンダは後発だけに”新価値創造での差別化が必要”だったり、トヨタは業界首位として全方位型に量的拡大を狙うという業界内での位置付けも関係しているという。
なかなか深いしおもしろいなと思った。
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ビジネス関連
- 感想投稿日 : 2012年7月20日
- 本棚登録日 : 2012年7月20日
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