哲学エッセイ、なるものを初めて読んだ気がする。面白かったが、少しまとまりのない本ではあった。大きなテーマのひとつである美学については、ぼくの関心が今一つ盛り上がらず、ちょっと読み飛ばしぎみになってしまった。
ただ、鋭い考察と含蓄に富んだ言葉選びは素晴らしい。一文一文の重みが違う。
確かにあまり論理的に聞こえない部分もあるが、それを補ってはるかに余りある直観に裏打ちされている。
ぼくの側に準備が整ったら、また読みたいと思える本だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年10月7日
- 読了日 : 2011年10月7日
- 本棚登録日 : 2011年10月7日
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