教育は何を評価してきたのか (岩波新書 新赤版 1829)

著者 :
  • 岩波書店 (2020年3月21日発売)
3.76
  • (21)
  • (38)
  • (34)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 711
感想 : 52
5

感想メモ

①日本の若者は、高い一般的スキルを誇る一方、ウェルビーイングからは程遠く、その背景には日本の「垂直的序列化」と「水平的画一化」という独特なシステム構造がある。
②「能力」「資質」「態度」といった言葉は、歴史の中でその意味合いが変遷しており、その言葉の磁力が「呪い」として社会と個人に独特な影響力を及ぼしている。
③現状のシステム構造のオルタナティブとなるのは、「水平的多様化」であり、イエナプランはその参考となり得る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年12月19日
読了日 : 2020年12月19日
本棚登録日 : 2020年12月19日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする