グロービス流 キャリアをつくる技術と戦略

  • 東洋経済新報社 (2013年5月10日発売)
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グロービス経営大学院への入学を誘引する作用があるため、気をつける必要がある。
とはいえ、それを考えてもビジネスキャリアを考える上での基本は抑えられていて、キャリアに悩んでいる人の一助となるのではないだろうか。

本書の中で出てくるプランド・ハップンスタンス理論というのがある。
①個人のキャリアの八割は、予期しない偶然の出来事によって形成される
②その偶然の出来事には何らかの「キャリアの種」が存在し、本人の意識や努力によって、新たなキャリアの機会に発展させることができる
③予期せぬ偶然の出来事をただ待つのみではなく、積極的に行動したり、自分の周りに起きていることに心を研ぎ澄ませることで、それらを意図的に生み出すことができる

キャリアデザインとは、嵐の中モーターなしヨットの上でどのように航海していくか、という指南に近い。
そういう意味では「神は自らを助くる者を助く」を教条を信じられるかどうかというのが、この本を読む上では重要になるかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年12月21日
読了日 : 2020年12月21日
本棚登録日 : 2019年11月27日

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