記者クラブを通じての取材を基軸とした既存報道メディアが 政府/官僚に骨抜きにされ、真実が報道できていない現状を綴った本。
本書を読むと日本の報道は、ジャーナリズムというよりも、官僚と同じく既得権益化した組織であることが分かる。
著者は、日本の報道の現状を憂うきっかけとなったのは「3.11」だとしている。明らかに3.11直後の報道は異常だった。メルトダウンは起きていない。問題ないレベルの放射能の放出。各社が全く同じ見解しか出さない一方、世界各国は全く別の報道をしていた。
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- 感想投稿日 : 2012年6月10日
- 読了日 : 2012年6月3日
- 本棚登録日 : 2012年6月10日
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