定本 何かが空を飛んでいる

著者 :
  • 国書刊行会 (2013年11月25日発売)
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本棚登録 : 129
感想 : 11

 「本書は空飛ぶ円盤の本である」。しかし「円盤に乗っているのは灰色の宇宙人で、アルファ・ケンタリウスからやってきた可能性が強い」と言っている本ではない。「宇宙人は僕たちを誘拐しているばかりか、人間にまぎれこんで暮らしている」と言う本でもない。その一方で、「円盤なんてのは無知蒙昧な人々の作り上げたたわごとだから、相手にしないように」と言う本でも決してない。では、どんな本なのか。
 「空飛ぶ円盤の世界は魑魅魍魎の跋扈する伏魔殿である。訪れたひとは数多いが、無事に戻ってくることはめったにない」。そこで、無事に戻ってきた(?)著者に耳を傾けることになるのだが、UFOのなんたるかを解き明かしていくうちに、日本人が第三世界の住人であることまでもがハッキリと見えてくる、これはスゴイ本だ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年4月5日
読了日 : 2014年4月5日
本棚登録日 : 2013年12月23日

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